司法試験・予備試験の合格を目指すなら、実績のある予備校や通信講座の活用が合格への最短ルートです。
特に忙しい社会人や初学者の方にとって、カリキュラムやサポート体制、学習環境は合否を分ける重要なポイントになります。
本記事では、2025年最新版として、合格実績・受講者満足度・学習のしやすさなどを総合的に評価し、司法試験・予備試験対策に最適なおすすめ予備校・通信講座をランキング形式で紹介します。
資格スクエアやスタディングをはじめ、人気の大手予備校の特徴や評判、選ぶ際に注目すべき比較ポイントもあわせて解説しているので、自分に合った講座を見つけたい方はぜひ参考にしてください。
司法試験や予備試験の勉強は長期戦です。後悔のない予備校選びのために、ぜひ最後までご覧ください。
司法試験や予備試験対策におすすめの予備校・通信講座5選
司法試験や予備試験対策におすすめの予備校・通信講座5選を比較した表が以下です。
| 学校・予備校 | 受講料 (予備試験) | 受講料 (司法試験) | 分割払 | 合格率 | 受講形態 | 特典 キャンペーン |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 資格スクエア | 796,950円〜 | 154,000円〜 | ◯ | 24.5% (予備試験) | 通信 | 説明会参加5万円OFF など |
| スタディング | 89,100円〜 | 139,800円〜 | ◯ | 非公表 | 通信 | 10%OFFクーポン など |
| アガルート | 624,800円〜 | 470,800円〜 | ◯ | 合格者数602名(司法試験) | 通信 | 全額返金保証 など |
| 伊藤塾 | 1,459,000円〜 | 252,600円〜 | ◯ | 合格者数1,436名(司法試験) 合格者数405名(予備試験) | 通信 通学 | Amazonギフト2万円 など |
| LEC | 706,300円〜 | 321,200円〜 | ◯ | 累計合格者5,365名 | 通信 通学 | 合格特典1万円 など |
それぞれ詳しく解説します。
1位|資格スクエア

出典:公式サイト
| 受講料(例) | ・司法試験・予備試験 合格フルパッケージ: 796,950円(税込) ・司法試験・論文過去問攻略NEO: 154,000円(税込) ・司法試験・論文過去問攻略NEO プレミアム: 217,800円(税込) |
|---|---|
| 分割払い | ・教育クレジット対応 ・支払い手数料、回数は不明 |
| 合格実績 | 24.5%(令和6年の予備試験) |
| サポート体制 | ・学習習慣化プログラムあり ・月1回の学習相談 ・論文添削あり(275通) ・学習進捗メール ・質問サポート など |
| 特典 | ・説明会参加特典:5万円割引 ・他校乗換割:10%〜15%OFF ・他資格合格割:10%OFF ・お友達紹介割:7万円割引 ・再受講割:50%OFF |
資格スクエアは、AI技術を活用した独自の学習システム「脳科学ラーニング」を特徴とするオンライン予備校です。
復習のタイミングを提案するなど、AIを活用した効率的な知識の定着をサポートします。
費用面でも比較的リーズナブルなプランが多く、コストを抑えつつ質の高い学習を求める受験生に適しています。
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合格フルパッケージ(11期)製本テキストありプラン796,950円→736,950円(税込)
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※本クーポンの適用は期限内の決済が条件となります
※他クーポン・割引との併用不可です
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資格スクエアの特徴
- 実際に司法試験に合格した弁護士が創業
- 講義動画が短くて見やすい
- 社会人なども学習しやすい設計
資格スクエアの代表は、大学院在学中に司法試験に合格した鬼頭政人です。司法修習を経て、都内の法律事務所に弁護士として勤務し、その後、2013年に資格スクエアを創業しました。
実際に司法試験に一発合格した弁護士だからこそ、自身の経験も踏まえた、受験者に寄り添ったカリキュラム・教材が特徴です。
これにより、個々の理解度に応じた問題の提案や、最適な復習タイミングの通知など、効率的な学習をサポートします。
資格スクエアの講義はオンラインに特化しており、講義動画は1単元が短くまとめられているため、スキマ時間を活用した学習が可能です。
また、独自のアルゴリズムで合格までの最短ルートを提示することを目指しており、特に社会人など学習時間が限られている受験生に配慮した設計となっています。
さらに、オンライン上で質問できるシステムや受講生同士のコミュニティ機能も提供されており、モチベーションを維持しやすいことも資格スクエアの特徴です。
資格スクエアのメリット・デメリット
- 独自のAIシステムによって効率的な学習が可能
- 受講料が比較的リーズナブル
- 講義動画が短く、スキマ時間に学習できる
- 新しい予備校で実績は劣る
- 対面サポートなし
資格スクエアのメリットは、AIを活用した効率的な学習システムと、比較的リーズナブルな受講料です。
独自の「脳科学ラーニング」により、記憶の定着を促し、学習効率を高める工夫がされています。
オンライン完結型で、講義動画も短時間で視聴できるため、スキマ時間を有効活用したい社会人や学生にとって魅力的です。
一方、デメリットとしては、比較的新しいサービスであるため、老舗予備校ほどの長年の実績やブランド力はまだ確立途上と言えるかもしれません。
また、AIによる学習サポートは便利ですが、それに頼りすぎると主体的な学習計画が疎かになる可能性も考慮する必要があります。対面でのサポートも基本的にないのがデメリットです。
以下の記事では、資格スクエアのカリキュラムや特徴について詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

資格スクエアの口コミ・評判からわかること
資格スクエアの口コミでは、「AIによる問題分析や復習機能が便利」「スキマ時間に学習しやすい」といった、独自の学習システムやオンライン学習の利便性を評価する声が多く見られます。
また、「他の予備校に比べて費用を抑えられた」というコストパフォーマンスに関する肯定的な意見も散見されます。
一方で、「講師との直接的なコミュニケーションが取りにくい」「システムに慣れるまで時間がかかった」といった声や、AI機能の効果については個人差があるとの指摘もあります。
総じて、新しい学習スタイルやテクノロジーを活用して効率的に学びたいと考える受験生からの関心が高いようです。
効率的な学習の取り組みとして、AIによる独自の学習システムを利用したいという方には資格スクエアがおすすめです。
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2位|スタディング

出典:公式サイト
| 受講料 | 【予備試験コース】 ・予備試験合格コース(基礎)[2026年試験対応]: 89,100円(税込) ・予備試験合格コース(総合)[2026年試験対応]: 148,000円(税込) 【司法試験コース】 ・法科大学院生のための司法試験合格コース(総合)[2026年試験対応]: 139,800円(税込) |
|---|---|
| 分割払い | ・ローン対応 ・分割手数料:実質年率6.55%〜 ・ローンの支払い回数:1回〜36回 >> 分割払いのシミュレーションをする(公式ページへ) |
| 合格実績 | 非公表 |
| サポート体制 | ・スマート問題集 ・セレクト過去問集 ・AIサポート(問題復習、実力スコアなど) ・質問対応(Q&Aチケット30枚付) ・論文添削あり など |
| 特典 | ・10%OFFクーポン ・合格お祝い金2万円 ・その他、各種割引制度 |
スタディングは、「学びを革新し、誰もが持っている可能性を最大限に引き出す」をミッションに掲げ、スマートフォンやPCで手軽に学べるオンライン資格講座を提供しています。
最大の魅力は、圧倒的な低価格でありながら、合格に必要な知識を凝縮した質の高い講義と教材を提供している点です。
費用を抑えたい方や、忙しい中でも手軽に学習を始めたい方に特におすすめの予備校です。
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スタディングの特徴
- スマホ・タブレットでの学習に最適化
- 圧倒的な低価格
- AIの復習機能で効率的な学習が可能
スタディングは、スマートフォンやタブレットでの学習に最適化されたオンライン講座を提供している点が大きな特徴です。
講義動画は1ユニットが短く設計されており、通勤中や休憩時間などのスキマ時間を活用して効率的に学習を進めることができます。
さらに、「学習フロー」機能により、最適な順番でインプットとアウトプットを繰り返せるよう工夫されています。
また、運営コストを抑えることで、業界でもトップクラスの低価格を実現しており、費用を抑えたい受験生にとって魅力的な選択肢となります。
AIが自動で最適な復習問題を出題する「AI問題復習」機能も搭載しています。
スタディングのメリット・デメリット
- 圧倒的な低価格
- 学習はスマホ一台で完結
- 紙のテキストは別途費用のオプション
- 質問回数に制限がある
スタディングの最大のメリットは、業界トップクラスの低価格と、スマートフォン一つで完結できる手軽さです。
講義動画は短時間で視聴可能で、テキストもデジタルで提供されるため、いつでもどこでも学習できます。AI機能も充実しており、問題演習や進捗管理機能で学習効率を高められます。
一方、デメリットとしては、低価格を実現するために、紙のテキストはオプションで別途費用がかかる点や、講師への直接的な質問機会が限られていることです。
また、サポート体制も大手予備校に比べるとシンプルなため、手厚い個別指導や学習相談を求める方には物足りない可能性があります。
そのため、自己管理能力が求められる学習スタイルと言えるでしょう。
以下の記事では、スタディングのカリキュラムや特徴について詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

スタディングの口コミ・評判からわかること
スタディングの口コミでは、「圧倒的に費用が安いのが魅力」「スキマ時間を有効活用して勉強できた」といった価格と利便性に関する高評価が多く寄せられています。
特に、忙しい社会人や学生からは、スマートフォンで手軽に学習できる点が支持されています。
さらに、「講義が分かりやすく、短時間で要点がまとまっている」という声も聞かれます。
一方で、「質問サポートがやや手薄に感じる」「紙のテキストが欲しかった」といった意見や、モチベーション維持の難しさを指摘する声も見られます。
そのため、費用を抑えつつ、自分のペースで効率的に学習したいと考える方には、スタディングがおすすめです。
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3位|アガルート

出典:公式サイト
| 受講料(例) | 【予備試験ルート】 ・27年・28年最短合格カリキュラム/フル: 1,298,000円(税込) ・27年・28年最短合格カリキュラム/ライト: 998,800円(税込) ・27年・28年予備試験インプットカリキュラム: ※期間限定5%OFF 【法科大学院ルート】 ・28年4月入学 最短合格カリキュラム/スタンダード: 888,800円(税込) ・28年4月入学 最短合格カリキュラム/アドバンス: 492,800円(税込) 【司法試験】 ・27司・28年法試験インプットカリキュラム: ※期間限定5%OFF |
|---|---|
| 分割払い | ・教育クレジットローン対応 ・分割手数料:無料(10回払いまで) >> 分割払いについて詳しく見る(公式サイトのページへ) |
| 合格実績 | 合格者数:602名(令和6年度の司法試験) 合格者の声は累計981名 |
| サポート体制 | ・プロ講師の担任制 ・月1回の定期カウンセリング ・質問対応は無制限 ・論文添削あり ・バーチャル校舎あり ・マネジメントオプションで個別指導 ・無料体験講座(予備試験、司法試験、法科大学院) など |
| 特典 | ・合格お祝い金 ・全額返金保証 ・予備試験合格者割引:50%OFF ・その他、グループ割や友人紹介制度 など >> クーポンについて詳しく見る(公式サイトのクーポンページへ) |
アガルートは、オンライン講義に特化した予備校として近年急速に受講者を増やしています。
講師が作成した質の高いオリジナルフルカラーテキストは、図解やイラストが豊富で初学者にも理解しやすいと評判です。
受講料は他の通信講座と比べてやや高めですが、合格者は受講料全額返金の特典を受け取れます。
そのため、本気で合格を目指したいという方にはむしろコスパのいいおすすめの講座です。
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アガルートの特徴
- オンライン学習に特化
- わかりやすい講義
- フルカラーのオリジナルテキスト
- 豪華な合格特典
アガルートは、オンライン学習に特化した予備校で、場所を選ばず、自分のペースで学習を進められる点が大きな魅力です。
特に、元LEC人気講師であった工藤北斗講師による分かりやすい講義が評判です。
フルカラーで視覚的にも理解しやすいオリジナルテキストも特徴の一つです。予備試験・司法試験ともに高い合格実績を誇っています。
さらに、合格者として全額返金制度や合格お祝い金など、受講生のモチベーションを高める制度も充実しています。忙しい社会人や地方在住者にも支持されています。
アガルートのメリット・デメリット
- 圧倒的な合格実績
- 質の高い講義と教材
- 充実したサポート体制
アガルートのメリットは、圧倒的な合格実績に裏打ちされた質の高い講義と教材などがあります。
特に、予備試験の合格者占有率37.8%と、業界トップクラスを誇ります。
ただし、オンライン完結型のため、校舎を持たず、質問対応もオンラインが中心です。
自習室などの学習スペースが提供されておらず、対面での直接指導を重視する方には物足りなさを感じるかもしれませが、時間や場所を選ばずに自分のペースで学習を進められるのがメリットです。
また、受講料も他のオンライン特化型予備校と比較するとやや高めの設定ですが、その分、教材の質やサポート体制は充実しています。
以下の記事では、アガルートのカリキュラムや特徴について詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

アガルートの口コミ・評判からわかること
アガルートの口コミでは、「テキストが非常に分かりやすく、初学者でも取り組みやすい」など、工藤講師をはじめとする講師陣の講義が分かりやすいという声が多く見られます。
また、「合格特典の全額返金制度がモチベーションになった」という意見も散見され、独自の制度が学習意欲向上に繋がっているようです。
一方で、「オンラインのみなので自己管理が重要」「質問への回答に時間がかかる場合がある」といった指摘もあり、主体的な学習姿勢が求められる点がうかがえます。
総じて、質の高い教材とオンラインでの効率的な学習を求める受験生からの支持が高い傾向にあります。
アガルートは、受講料全額返金の合格特典を提供しているので、本気で合格を目指したいという方におすすめの通信講座です。
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4位|伊藤塾

出典:公式サイト
| 受講料 | 【予備試験対策】 ・合格プレミアムコース フレックス本科性/スタンダード本科生: 1,481,100円(税込) ・2年合格コース(本田クラス): 1,459,000円(税込) ・予備試験1年合格コース(伊関クラス): 1,459,000円(税込) ・呉・基礎本コース(呉クラス) 1,459,000円(税込) 【法科大学院対策】 ・2026年入学目標 法科大学院別 過去問分析講義/法律科目論文模試 40,400円(税込)〜 ※9月30日まで |
|---|---|
| 分割払い | ・教育クレジット対応 ・実質年率:6.8% |
| 合格実績 | 司法試験の合格者数:1,436名(2024年度) 予備試験の合格者数:405名(2024年度) 難関法科大学院入試の合格者数:682名(2025年入学) |
| サポート体制 | ・無料質問サポート ・論文添削あり ・オンラインゼミ ・カウンセリング ・通学オプション ・校舎は全国2校 など |
| 特典 | ・対象講座申し込みでAmazonギフト2万円進呈 ・簡単な書類審査の通過者は最大15万円OFF ・司法書士試験合格者割引:20%OFF など |
伊藤塾は、1995年の開塾以来、数多くの司法試験合格者を輩出してきた実績ある予備校です。
「合格後を考える」という理念のもと、単なる試験対策に留まらず、法律家としての素養を育む指導を重視しています。
塾長である伊藤真氏の講義は特に有名で、その分かりやすさと熱意から多くの受験生に支持されています。
長年の実績と信頼、そして法律家としての倫理観まで学べる点が、他の予備校とは一線を画す魅力と言えるでしょう。
\最大15万円OFF!合格占有率は90.2%/
伊藤塾の特徴
- 合格後の将来を考えた学習指導
- 講義がわかりやすいと評判
- 試験傾向を分析したオリジナルテキスト
- 通信・通学の両方に対応
伊藤塾は、「合格後を考える」という理念のもと、法律家としての基礎体力と倫理観を養うことを重視した指導を行う老舗予備校です。
塾長である伊藤真氏の講義は、その分かりやすさと本質を突いた解説で長年高い評価を得ています。
基礎から段階的に実力を養成する体系的なカリキュラムと、試験傾向を徹底分析した質の高いオリジナルテキストが強みです。
通学・通信の両方に対応しており、学習カウンセリングや個別指導などのサポート体制も充実しています。
伊藤塾のメリット・デメリット
- 長年の実績と信頼性
- 実力派講師が在籍
- 優れた合格実績
伊藤塾のメリットは、長年の実績と信頼性、そして伊藤真塾長をはじめとする実力派講師陣による質の高い講義です。
体系的なカリキュラムと質の高い教材も魅力で、多くの合格者を輩出しており、以下のような合格実績を誇ります。
- 司法試験の合格者占有率:90.2%(合格者1,592名のうち1,436名が伊藤塾受講生)
- 予備試験ルートからの司法試験合格者:95.7%
- 予備試験ルートのうち、大学在学中の司法試験合格者:96.9%
- 予備試験ルートのうち、働きながらの司法試験合格者:93.9%
※伊藤塾受講生には、模試のみの利用者も含みます
参照:伊藤塾の合格実績
一方、デメリットとしては、受講料が他の予備校と比較して高額である点が挙げられます。人気講師の講義は受講生が多く、大規模なクラスになることもあります。
以下の記事では、伊藤塾のカリキュラムや特徴について詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

伊藤塾の口コミ・評判からわかること
伊藤塾の口コミでは、「伊藤真塾長の講義が素晴らしく、法律の面白さを知った」「テキストの質が高く、試験対策に必要な情報が網羅されている」といった、講義内容や教材の質の高さを評価する声が多数寄せられています。
また、「合格実績が豊富で安心感がある」「サポート体制がしっかりしている」といった伝統と信頼性に関する肯定的な意見も目立ちます。
一方で、「受講料が高い」「人気講座はすぐに定員に達してしまう」など、費用面や受講のしやすさに関するネガティブな指摘も見られます。
そのため、近くに校舎があって通学できる方、伝統的で確かな実績で選ぶ方には伊藤塾がおすすめです。
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5位|LEC(東京リーガルマインド)

出典:公式サイト
| 受講料(例) | 【初学者向けコース】 ・予備試験1年スマート合格コース 通学: 783,300円(税込) ・予備試験1年スマート合格コース Web通信: 706,300円(税込) ・2年合格コース(予備試験・法科大学院共通) Web通信: 706,300円(税込)〜 【予備試験対策(経験者向け)】 ・予備試験対策フルコース(2025年合格目標) Web通信: 561,000円(税込)〜 【法科大学院 入試対策(初学者向け)】 ・法律科目基礎パック Web通信: 583,100円(税込)〜 |
|---|---|
| 分割払い | ・教育クレジット対応 ・分割手数料:1.50%〜 ・分割回数:1〜36回 >> 分割払いのシミュレーションをする(公式ページへ) |
| 合格実績 | 合格者の累計5,365名(1993年〜2024年) |
| サポート体制 | ・校舎が全国45校あり ・校舎に自習室(有料)あり ・zoomによる学習フォロー ・質問サポート ・個別カウンセリングサポート(有料オプション) ・論文添削あり ・定期ホームルーム など |
| 特典 | ・各種割引制度 ・合格特典1万円 ・合格者に受講料全額返金(対象コースのみ) |
LEC東京リーガルマインドは、40年以上の指導実績を持つ老舗の資格予備校です。
全国に校舎を持ち、通学講座と通信講座の両方を提供しているため、受講生のライフスタイルに合わせた学習が可能です。
また、学習進捗の相談や学習方法のアドバイスなど、専任のチューターやクラス担任によるサポート体制も整っており、初学者から学習経験者まで幅広く対応できる総合力が魅力の予備校です。
自宅近くに校舎があり、通学しながらしっかりと学習したいという方はLECがおすすめです。
\実力派講師が多数在籍!全国に45校の校舎/
LECの特徴
- 業界屈指の実績
- 全国に校舎あり(45校)
- 長年のノウハウで培ったテキスト教材
- 個別に学習サポート
LEC東京リーガルマインドは、1979年の創立以来、長年にわたり法律系資格指導で高い実績を誇る大手予備校です。
全国各地に校舎を展開し、通学講座と通信講座の双方を提供しているため、学習スタイルに合わせて選択できるのが大きな特徴です。
長年の指導ノウハウが凝縮されたオリジナルテキストや、実力派講師陣による質の高い講義には定評があります。
また、定期的なカウンセリングや学習相談、答案添削など、受講生一人ひとりへのサポート体制も充実しており、安心して学習に取り組める環境が整っています。
全国規模で実施される模試は、本番さながらの雰囲気で実力を測る良い機会となります。
LECのメリット・デメリット
- 長年の実績による信頼性の高さ
- 通学は自習室ありの充実した学習環境
- オンライン特価の予備校よりも受講料が高め
- 講座やオプションが豊富で迷いやすい
LEC東京リーガルマインドのメリットは、長年の実績に裏打ちされた信頼性の高さと、充実した学習環境です。
全国に校舎があるため、通学を希望する人にとっては自習室の利用や講師への直接質問がしやすい点が大きな利点です。
また、質の高い教材や豊富な模試、手厚いサポート体制も魅力です。
一方、デメリットとしては、他のオンライン特化型予備校と比較して受講料が高めになる傾向がある点が挙げられます。
通信講座も提供されていますが、基本的には通学をメインとした学習者におすすめの予備校です。
また、講座の種類やオプションが豊富なため、自分に最適なプランを選ぶのに迷う可能性もあります。
受講前の1対1の個別受講相談も行っていますので、どの講座を受講すべきか迷った際は、一度LECに相談してみましょう。
LECの口コミ・評判からわかること
LEC東京リーガルマインドの口コミでは、「長年の実績があり安心できる」「講師の質が高く、質問にも丁寧に対応してくれる」といった信頼性や講師陣に対する高評価が多く見られます。
また、「自習室が使えて学習に集中できる環境が良い」「全国模試で自分の実力を把握しやすい」など、通学ならではのメリットを挙げる声も多いです。
一方で、「受講料が他の予備校に比べて高い」「人気講師の講座はすぐに満席になることがある」といった費用面や受講のしやすさに関する指摘も一部存在します。
そのため、長年の実績を持つ信頼性で予備校を選びたい方、自習室ありの通学型で学習に取り組みたい方にはLECがおすすめです。
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司法試験や予備試験における予備校・通信講座の比較ポイント
司法試験・予備試験の予備校や通信講座を選ぶ際には、いくつかの重要な比較ポイントがあります。
- 受講費用
- カリキュラム、サポート体制
- 合格実績
- 講師陣の実力
- 学習しやすい環境(通学型・通信型・ハイブリッド型)
単に費用が安い、有名だからという理由だけで選んでしまうと、後で学習スタイルが合わずに後悔する可能性があります。
それぞれ詳しく解説します。
受講費用
司法試験・予備試験の予備校費用は、講座内容や期間によって数十万円から百万円以上と幅広いです。
一括払いだけでなく、分割払いや教育ローンが利用できるかも確認しましょう。
単に総額の安さだけでなく、含まれる教材費、模試代、サポート費用などを総合的に比較検討することが重要です。
例えば、基本料金が安くても、オプション講座や教材を追加していくと結果的に高額になるケースもあります。
逆に、一見高く見える講座でも、必要なものが全て含まれていて追加費用が発生しない場合もあります。
そのほか、キャンペーンや早期割引、合格祝賀金制度の有無もチェックし、トータルコストで判断することが賢明な選び方といえます。
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カリキュラム、サポート体制
予備校ごとにカリキュラムの構成や進め方は異なります。
基礎から応用まで網羅的に学べるか、インプットとアウトプットのバランスは適切か、自分の学習ペースに合っているかなどを確認しましょう。
特に、論文式試験対策や口述試験対策が充実しているかは重要な比較点です。
また、予備校選びにおいて、サポート体制の比較も大切です。
質問対応の速さや質、個別指導の有無、学習進捗のカウンセリング、答案添削の丁寧さなどを比較検討しましょう。
自分一人で学習を進めるのが不安な方は、サポート体制が手厚い予備校を選ぶと安心して学習に取り組めるでしょう。
合格実績
予備校の合格実績は、その指導力やカリキュラムの質を測る重要な指標の一つです。
ただし、実績を比較する際は単に合格者数だけでなく、合格率やどのようなコースの受講生の実績なのかといった詳細も確認することが大切です。
講師陣の実力
講師陣の実力や指導経験も予備校選びの重要な要素です。
人気講師や看板講師の講義は分かりやすく、学習意欲を高めてくれることが多いです。
講師の経歴や著書、サンプル講義などを確認し、自分に合った講師を見つけましょう。
講師との相性も学習の継続性に影響するため、無料体験講座などを活用して実際の講義を視聴してみることをおすすめします。
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学習しやすい環境(通学型・通信型・ハイブリッド型)
学習環境は、学習効率やモチベーション維持に大きく影響します。
通学型は、決まった時間に校舎に通い、講師から直接指導を受けられる点がメリットです。自習室を利用できたり、他の受験生と切磋琢磨できる環境も魅力です。
一方、通信型は時間や場所を選ばずに自分のペースで学習できるというメリットがあります。最近ではオンライン講義の質も向上しており、サポート体制が充実している講座も増えています。
また、ハイブリッド型は、基本は通信で学習しつつ、スクーリングや模試などで通学の機会もある形式です。
自分のライフスタイルや性格、学習の進め方の好みに合わせて、最も集中して学習に取り組める環境を選びましょう。
初学者から社会人まで!おすすめの予備校・通信講座の選び方
司法試験・予備試験の対策講座は、受講者のレベルやライフスタイルによって最適なものが異なります。
ここからは、以下3つのターゲットに絞っておすすめの選び方と予備校を紹介します。
- 初めて予備試験を受ける方
- 社会人・多忙な方
- 費用を抑えたい方
初めて予備試験を受ける方におすすめの選び方
予備試験に初めて挑戦する方は、以下のポイントで予備校を選ぶのがおすすめです。
- 初心者向けカリキュラムのある予備校
- 無料体験講座がある予備校
初心者向けカリキュラムのある予備校
法律初学者が予備試験合格を目指す場合、基礎の基礎から丁寧に教えてくれるカリキュラムがおすすめです。
専門用語の解説はもちろん、法律の全体像や学習の進め方から指導してくれる予備校を選びましょう。
図解やイラストを多用した分かりやすいテキスト、初学者向けの入門講義が充実しているかどうかも重要なポイントです。
また、インプットだけでなく、早い段階から簡単な問題演習を取り入れ、知識の定着を促す工夫がされているかも確認しましょう。
特に、アガルートやLEC、伊藤塾などは初学者向けのコースが充実しています。
無料体験講座がある予備校
無料体験講座やガイダンスが充実している予備校を選び、実際の講義の雰囲気や教材の分かりやすさを事前に確認することも大切です。
多くの予備校では、実際の講義の一部を無料で視聴できる体験講座や、資料請求でテキストサンプルを入手できるサービスを提供しています。
これらを積極的に活用し、自分に合った講義スタイルや教材の雰囲気を確認しましょう。
特に、主要科目の入門部分や、人気講師のガイダンス講義などを複数比較してみるのがおすすめです。
また、無料の個別相談や説明会に参加することで、カリキュラムの詳細やサポート体制について直接質問することもできます。
例えば、スタディングやアガルートは無料体験が充実しています。資格スクエアなら無料体験講座のほかに、説明会参加で5万円OFFのクーポンをゲットできるのでおすすめです。
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社会人・多忙な方におすすめの選び方
仕事や家庭と両立しながら司法試験・予備試験の合格を目指す社会人や多忙な方には、時間や場所の制約を受けにくい通信講座が適しています。
そのため、以下のポイントで予備校を選ぶのがおすすめです。
- 隙間時間で効率的に学べる予備校(通信講座)
- サポート体制がしっかりしている予備校
隙間時間で効率的に学べる予備校(通信講座)
社会人や多忙な方が学習時間を確保するためには、通勤時間や昼休み、家事の合間などのスキマ時間を有効活用することが不可欠です。
スマートフォンやタブレットに対応し、1講義あたりの時間が短い(5分~30分程度)オンライン講座を選びましょう。
さらに、講義動画のダウンロード機能や倍速再生機能があれば、オフライン環境でも学習でき、効率的にインプットを進められます。
また、デジタルテキストやオンライン問題集が充実していると、重い教材を持ち運ぶ必要がなく、いつでもどこでも学習可能です。
特に、スタディングやアガルート、資格スクエアなどは、スキマ時間を活用しやすい設計になっています。
サポート体制がしっかりしている予備校
通信講座を利用する際は、疑問点をすぐに解消できる環境や、学習の進捗をフォローアップしてくれる体制は非常に重要です。
特に、一人で学習を進めることに対し、「モチベーションが維持できるか不安」「効率的に学習できるか不安」という方は、サポート体制を重視することをおすすめします。
サポート体制を重視するうえで、講座を比較するときのポイントは以下です。
- 質問回数に制限がないか
- 回答までの時間はどのくらいか
- 質問方法はメールやチャット、Zoomなど多様か
- 定期的なカウンセリングはあるか
- 学習進捗の確認はあるか
- オンラインでの受講生同士のコミュニティはあるか
- オンライン自習室はあるか
中には、メンター制度などオプションで利用できる講座もあり、モチベーション維持を支援するフォローアップが充実している講座かどうかチェックしましょう。
特に、アガルートやLECでは、手厚いフォローアップ制度が用意されています。
費用を抑えたい方向けの選び方
費用を抑えたい方は、以下のポイントで予備校を選ぶのがおすすめです。
- コスパ重視の予備校
- 無料特典や返金保証がある予備校
司法試験・予備試験の対策講座の受講費用は決して安くありません。
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司法試験の受験資格とは?合格までの流れは2つのルートがある
司法試験は法曹(裁判官、検察官、弁護士)になるための国家試験で、以下いずれかの受験資格を満たす必要があります。
- 法科大学院課程を修了する
- 司法試験予備試験に合格する
- 法科大学院課程の在学、および「法第4条第2項第1号」に規定する学長の認定を受ける
学長の認定は、法科大学院で所定の単位を取得しており、1年以内に修了見込みの者に対し、学長から認定を受けるというものです。
対象者は極めて限られているため、実際の司法試験の合格は「法科大学院修了ルート」と「予備試験ルート」の2つが一般的です。
どちらのルートを選ぶかによって、試験対策が異なるほか、メリット・デメリットも異なります。
それぞれのルートについて詳しく解説します。
予備試験に合格するルート
予備試験ルートは、法科大学院を経由せずに司法試験の受験資格を得るルートで、最短で法曹を目指すことができます。
予備試験ルートの特徴は次のとおりです。
- 学歴、年齢、国籍などの受験資格がない
- 短答式試験、論文式試験、口述試験の3段階で構成されている
- 法科大学院に通う時間と費用を大幅に節約できる
- 最短で法曹を目指せる
- 合格率は例年3~4%と難易度が非常に高い
予備試験は基本的に誰でも挑戦できるため、社会人や他学部出身者、あるいは大学在学中の学生など、多様なバックグラウンドを持つ人々が受験しています。
短答式試験、論文式試験、口述試験の3段階で構成されており、これら全てに合格することで司法試験の受験資格が付与されます。
はじめに短答式試験が実施(5月と12月)され、同年度の合格者が論文式試験(9月上旬)を受けられ、さらに同年度の論文式試験の合格者が口述試験(1月下旬)を受けられるという仕組みです。
予備試験ルートのメリットは、法科大学院に通う時間と費用を大幅に節約できる可能性があり、合格すれば最短で法曹資格を得られることです。
しかし、予備試験自体の合格率は例年3~4%程度と極めて低く、非常に難易度の高い試験であるというデメリットがあります。
法科大学院を修了するルート
法科大学院ルートは、標準で2年間(法学未修者は3年間)の課程を修了することで、司法試験の受験資格を得るルートです。
法科大学院ルートの特徴は次のとおりです。
- 法科大学院の入学試験に合格する必要がある
- 法科大学院は2年コースと3年コースがある
- 受験資格(大学卒業者、あるいは卒業見込み者)がある
- 法曹コースで法科大学院に入学・修了することもできる
- 充実した教育環境でじっくりと学べる
- 同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる
- 時間と学費が多くかかる
法科大学院に入学するためには、試験に合格する必要があります。法科大学院には2つのコースがあり、法学既修者か未修者かで異なります。
| 法学既修者コース | 法学未修者コース | |
|---|---|---|
| 修了までの期間 | 2年 | 3年 |
| 試験内容 | 法律論文 | 小論文 |
さらに、法科大学院には入試資格があり、原則的に大学卒業者(あるいは卒業見込み者)でなければなりません。
また、大学卒業以外にも、大学在学中に法曹コースへ入り、その後法科大学院に入学するという選択肢もあります。
法曹コースとは、大学の法学部を3年で卒業することを前提に、卒業後に法学既修者コースに入学するコースのことです。
大学の法学部(4年)を卒業して法科大学院に入学するよりも1年早く法曹を目指せ、大学の法学部と法科大学院の一貫した教育を受けられるプログラムです。
また、法科大学院を修了して司法試験を受けるルートは、充実した教育環境でじっくりと学べ、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できることがメリットです。
一方で、時間と学費が多くかかるというデメリットもあります。
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司法試験にチャレンジできる回数制限とは?5年間・5回まで
司法試験は、誰でも無制限に受験できるわけではありません。
受験資格を得た後、原則として「5年間で5回まで」という受験回数の制限が設けられています。
5年間というのは、受験資格を得てから、最初に司法試験を受験した年から起算して5年間とされています。
例えば、2026年に法科大学院を修了(あるいは2025年に予備試験に合格)し、2027年に司法試験を受けた場合、その年から起算して5年間なので、2032年までで最大5回、司法試験に挑戦できます。
試験の回数制限の目的は、法曹志望者が長期間にわたり受験に専念し続けることを防ぎ、早期に法曹として活躍できる人材を輩出することです。
期間内に合格できなかった場合、原則として司法試験の受験資格を失うことになります。
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5年間で5回不合格になったらどうなる?回数制限の仕組みと注意点
司法試験の受験資格を得てから5年間で5回受験し、いずれも不合格だった場合、原則としてその受験資格は失効します。「5振(ごしん)」ともよばれます。
受験資格を失った場合、再度司法試験を受験するためには、改めて受験資格を取得し直す必要があります。
もう一度法科大学院の課程を修了するか、再度予備試験に合格するしかありません。
そのため、司法試験の受験資格を得たら無計画に受験するのではなく、十分な準備期間を確保し、合格の可能性が高いと判断できる状態で試験に臨むことが重要です。
司法試験や予備試験の合格率は?
司法試験と予備試験の合格率は、それぞれ以下のとおりです。
【予備試験の合格率】
| 年度 | 受験者数 | 最終合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 12,569人 | 449人 | 3.6% |
| 2023年 | 13,372人 | 479人 | 3.6% |
| 2022年 | 13,004人 | 472人 | 3.6% |
| 2021年 | 11,717人 | 467人 | 4.0% |
| 2020年 | 10,608人 | 442人 | 4.2% |
| 2019年 | 11,780人 | 476人 | 4.0% |
| 2018年 | 11,136人 | 433人 | 3.9% |
| 2017年 | 10,743人 | 444人 | 4.1% |
| 2016年 | 10,442人 | 405人 | 3.9% |
| 2015年 | 10,334人 | 394人 | 3.8% |
【司法試験の合格率】
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 3,779人 | 1,592人 | 42.1% |
| 2023年 | 3,928人 | 1,781人 | 45.3% |
| 2022年 | 3,082人 | 1,403人 | 45.5% |
| 2021年 | 3,424人 | 1,421人 | 41.5% |
| 2020年 | 3,703人 | 1,450人 | 39.2% |
| 2019年 | 4,466人 | 1,502人 | 33.6% |
| 2018年 | 5,238人 | 1,525人 | 29.1% |
| 2017年 | 5,967人 | 1,543人 | 25.9% |
| 2016年 | 6,899人 | 1,583人 | 22.9% |
| 2015年 | 8,016人 | 1,850人 | 23.1% |
予備試験は、短答式試験、論文式試験、口述試験の3段階で選抜が行われ、それぞれの段階で多くの受験者がふるい落とされます。
2024年で言えば、12,569人が受験し、そのうち最後の「口述試験」まで合格したのは446人と、合格率は3.6%と低い結果となっています。
予備試験の合格率は例年3~4%程度と非常に低く、超難関試験です。
一方、司法試験の合格率は、法科大学院修了者と予備試験合格者を合わせた全体で見ると、近年では40%前後で推移しています。
ただし、予備試験合格者の司法試験合格率は非常に高く、例年80~90%以上と、法科大学院修了者の合格率を大きく上回る傾向にあります。
そのため、予備試験合格者は既に高い実力を有していると言えるでしょう。
司法試験や予備試験の合格に必要な勉強時間の目安
司法試験や予備試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に5,000時間〜8,000時間とされており、中には10,000時間以上と言われることもあります。
具体的には、予備試験の合格までに3,000時間〜5,000時間、予備試験合格後から司法試験の合格までにさらに2,000時間〜3,000時間が目安となります。
ただし、学習開始時の知識レベルや学習効率、選択するルートによって大きく変動するため注意が必要です。
例えば、法学部出身で基礎知識がある人と、法律初学者ではスタートラインが異なります。
学習習慣が身についており、集中して効率的に学習できる人とそうでない人では、同じ時間でも習得度に差が出ます。
そのため、予備試験ルートで短期合格を目指す場合は、1日8~10時間の学習を1~2年継続するイメージです。
また、法科大学院ルートの場合は大学院での学習時間も含めるとさらに長期間になります。いずれにせよ、長期間にわたる継続的な努力が不可欠です。
社会人と学生の合格までの平均学習時間
社会人と学生では、1日に確保できる学習時間が大きく異なります。
学生の場合、特に司法試験に専念できる環境であれば、1日に8時間以上のまとまった学習時間を確保しやすいでしょう。
そのため、学生がしっかり学習に取り組めれば、予備試験なら1~2年、法科大学院ルートなら修了後1回目など、比較的短期間での合格を目指すことが可能です。
一方、社会人の場合は、仕事と両立しながら学習を進めるため、平日は2~3時間、休日に5~8時間程度の学習時間を確保を目指しましょう。
合格までに必要な総勉強時間に到達するまでには、学生よりも長い期間(予備試験なら2~4年程度)を要する傾向があります。
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2025年(令和7年)の司法試験と予備試験の日程
例年、法務省から正式な日程が発表されますが、過去の傾向からある程度予測することは可能です。
2025年(令和7年)予備試験と司法試験の日程は次の通りです。
【予備試験の日程】
| 日程 | |
|---|---|
| 願書交付 | 2025年2月17日(月)〜3月14日(金) |
| 願書受付 | 2025年3月3日(月)〜3月14日(金) |
| 短答式試験 | ・試験日:7月20日(日) ・合格発表:8月7日(木) |
| 論文式試験 | ・試験日:9月6日(土)〜9月7日(日) ・合格発表:12月18日(木) |
| 口述試験 | ・試験日:2026年1月24日(土)〜1月25日(日) ・最終合格発表:2月5日(木) |
【司法試験の日程】
| 日程 | |
|---|---|
| 願書交付 | 2025年3月10日(月)~4月3日(木) |
| 願書受付 | 2025年3月21日(金)~4月3日(木) |
| 試験日 | ・論文式試験:7月16日(水)〜7月17日(木)、7月19日(金) ・短答式試験:7月20日(土) |
| 短答式試験の成績発表 | 8月7日(木) |
| 合格発表 | 11月12日 |
計画的な準備を進めるためにも、早めに日程感を掴んでおきましょう。
司法試験と予備試験の試験内容と出題傾向
司法試験や予備試験は、広範な法律知識と高度な法的思考力、論述能力が問われる試験です。
合格するためには、まず試験の全体像を把握し、各科目の特徴や出題傾向を理解することが不可欠です。
ここからは、試験の概要と試験科目、そして過去問分析から見える対策のポイントについて解説します。
予備試験の試験科目と配点
予備試験は短答式試験、論文式試験、口述試験の3段階で行われ、それぞれの試験科目と配点は以下のとおりです。(2024年度の例)
| 科目 | 問題数 | 点数 | |
|---|---|---|---|
| 短答式試験 | 憲法 | 12問 | 各30点満点 |
| 行政法 | 12問 | ||
| 民法 | 15問 | ||
| 商法 | 15問 | ||
| 民事訴訟法 | 15問 | ||
| 刑法 | 13問 | ||
| 刑事訴訟法 | 13問 | ||
| 一般教養科目 | 40問中20問(選択式) | 60点満点(3点×20問) | |
| 合計 | 270点 | ||
| 論文式試験 | 公法系(憲法・行政法) | 1問×2科目 | 各科目50点満点 |
| 民事系(民法・商法・民事訴訟法) | 1問×3科目 | ||
| 刑事系(刑法・刑事訴訟法) | 1問×2科目 | ||
| 法律実務基礎科目(民事・刑事) | 1問×2科目 | ||
| 選択科目 | 1問 | ||
| 合計 | 500点満点 | ||
| 口述試験 | 法律実務基礎科目(民事) | – | 60点(基準点) |
| 法律実務基礎科目(刑事) | – | ||
| 合計 | 60点(基準点) | ||
短答式は憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、一般教養科目が出題されます。
論文式はこれら法律基本7科目に加え、法律実務基礎科目(民事・刑事)、選択科目(倒産法、租税法、経済法、労働法、知的財産法、国際関係法から1科目選択)が出題されます。
また、口述試験の採点方針は次のとおりです。
- 成績が一応の水準を超えていると認められる者:その成績に応じ、63点〜61点までの各点
- 成績が一応の水準に達していると認められる者:60点(基準点)
- 成績が一応の水準に達していないと認められる者:59点〜57点までの各点
- 成績が特に不良であると認められる者:その成績に応じ、56点以下
口述試験は60点が合格基準点であり、これを下回ると不合格となります。加点方式ではないため、実質的には「落とすための試験」とされており注意と対策が必要です。
司法試験の試験科目と配点
司法試験は短答式試験と論文式試験で構成されます。試験科目と配点は次のとおりです。
| 配点 | 問題数 | 試験時間 | |
|---|---|---|---|
| 憲法 | 50点 | 20問程度 | 50分 |
| 民法 | 75点 | 37問程度 | 75分 |
| 刑法 | 50点 | 20問程度 | 50分 |
各科目の試験時間と問題数から計算すると、基本的に1問2〜3分のペースで解いていく必要があります。
また、司法試験には足切りラインがあり、基準は次のとおりです。
- 各科目において、満点の40%以上得点すること
- 合計で一定以上(約6割)の点数を取ること ※あくまでも目安
合計点による足切りは設けられていませんが、受験者の3科目の合計点数は例年100点前後で推移しており、2024年度(令和6年度)の基準点は93点でした。
司法試験の満点が175点なので、試験ではおおよそ合計6割の点数を得ることが合格基準と言えます。
過去問・出題傾向から見える対策のポイント
過去問は、司法試験や予備試験の出題傾向を把握し、試験対策を練る上で不可欠です。
予備試験の短答式試験では、条文知識や基本的な判例の理解を問う問題が多く、正確な知識のインプットと繰り返しのアウトプットが重要です。
また、論文式試験では、具体的な事例問題に対して、問題点を発見し、関連する条文・判例を的確に引用しながら、論理的かつ説得力のある答案を作成する能力が求められます。
単なる知識の暗記ではなく、それを事案に適用する法的思考力が重要です。
近年の傾向としては、長文の事例問題や複数の論点が絡み合う複雑な問題も出題されます。
過去問を徹底的に分析し、答案構成の練習を重ね、時間内に質の高い答案を書き上げる訓練を積むことで、合格に一歩近づくことができます。
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司法試験や予備試験に関するよくある質問
ここからは、司法試験や予備試験に関するよくある質問について回答します。

